DAITUBEの魚突きブログ

「魚突き」ときどき「BBOY」でお馴染みのYOUTUBEチャンネル『DAITUBE』です。「三又の土佐銛先」と「2mのアルミ銛」を使用した、いわば「軽装魚突き」での突果にプライドをかけています。

おもてなし男子

8がつ8にち、てんき はれ。

 

 夏の間だけ友達が増えます、BboyDAIです。

 

 

 

 そう、みんな、僕の獲ってくる魚が目当てなんです。

 

 魚目当てで僕に寄ってくるんです。

 

「海いかない?」

 

 って誘いは、遠回しに「海で遊ぶついでに魚食いたいから、お前獲って来いよ」という意味なんです。

 

 まったく、もう。

 

 ほんと、ありがたいぜ(`・ω・´)

 

 

 そう、僕自身は「食べる」より「獲ること」「料理すること」「動画にすること」が好きなんでね、むしろそれで他の人に「食べてもらえたら」ネタとしても盛り上がるし、なにより海に連れて行ってもらえるなら、それだけでクソありがたいっす。利害の一致、ってやつですよ。

 

 ということでココ最近、二度ほど「おもてなし企画」をやりました。

 

 一度目は「僕のファン」だと言う巨乳の美女あおいちゃんのおもてなし。

 

 

 

 二度目は「世界的にも超有名ダンサー BboyKAZUHIRO」さんのおもてなし。

 

 

 

 いやいや、おかしいやろ(笑)

 

 カズヒロさんがどんだけ凄い人だか、みんな知らないの? なんで再生回数がこんなにも違う訳?(笑) しかもカズヒロさんのおもてなしではイシダイという上等な魚を突いてて、あおいちゃんのときはメジナとかコロダイだぜ? みんな、スケベ心でクリックし過ぎだろ(笑)

 

 ってまあ、サムネで釣った本人の僕が言うのもアレですがね(笑)

 

 まあ分かってるんです。スケベこそ正義だと。

 

 そんな訳で、ダイツベを見てくれてる女子で鹿児島旅行とか考えてる人。「魚を食べて美味しいって言うだけの誰にでもできる簡単なお仕事をしませんか?」。ギャラは払えませんが、美味しい魚を突いて料理します。割と普通に良い思い出になると思うんで、動画に顔を出してもいいって方はご一報くださいませー♪

よくある質問

 最近、同じような質問が増えてきましたので、もうまとめさせていただきました!

 

 

Q.潜ってる場所を教えてください。

ネット上でポイントを聞くことは、タブーです。

ヤス(銛)が規制されていない県で、磯を探すなどしてください。

 

 

Q.魚突きをやってみたいです。道具は何がいりますか?

基本的に「スノーケリング三点セット(マスクゴーグル、スノーケル、フィン)」プラス「銛」が、必要最低限の道具だと言われています。「ウエットスーツやフロートも必須だ」とおっしゃられる方も中にはいらっしゃいます。もちろんあるに越したことはないですので、お財布と相談してください。相談結果によっては、ウエットスーツのかわりに「ラッシュガード(スポーツアンダーウェア)」等で代用してください。

 

 

Q.使ってる銛はなんですか?

「AQA(アクア)アルミ銛」の二本継です。全長約2mほどです。

 

 

Q.どこで買えますか?

一般の釣具店に置かれている「竹ヤス」以外の銛といえば、おそらくこれくらいでしょう。あとはネットショップ「アクオス」で購入できます。ちなみに「三又の銛先」は別売りのモノで、こちらもアクオスで購入できます。「6mmネジ径」のものが合います。

www.d-aquos.com

 

 

Q.チョッキ銛は使わないのですか?

使いません。チョッキの方が魚を突き易いのはもちろんわかっていますが、「アクアライフ」さんの考え方に影響を受け、今の装備(アクアヤス)で自分の技術を磨くことにこだわっています。

 

ヤス規定 - 山形大学 AQUA-LIFE

 

 

Q.オススメの銛を教えてください。

「竹ヤス」と「アクアヤス」しか使ったことがないので、正直わかりません。

突き仲間から聞くと、国内メーカーの「ジャックナイフ」さんや「ネイビーカンパニー」さんが評判良いですね。

 

魚突きスピアフィッシング・手銛の総合情報サイト【ジャックナイフ】

 

◇ ダイビングショップ NAVY COMPANY ◇

 

 

Q.息止めを長くする方法を教えてください。

まず第一に身につけるべきは「フィンワーク」だったり、「ジャックナイフ」の正しいフォームを習得することだと思います。「カンタンに劇的に変わるコツ」はないと思います。魚突きに必要な技術について詳しく書かれた優良サイトを二つ、以下に貼りますので、そちらで勉強されてください。

 

潜行・浮上 - 魚突き・スピアフィッシングチーム「海豹」 HOMEページ

 

http://underthegreen.client.jp/index.html

(↑)HP画面右下の「technique」をクリックすれば出ます。

 

 

Q.耳抜きのコツを教えてください。

僕も耳抜きが苦手です。変わった方法も特には知りません。痛くなる前から耳抜きをかけることは大事だと思います。あとは慣れかと。僕は痛くない深度でマイペースにやってます。

 

 

Q.竹ヤスでも魚は突けますか?

もちろん、頑張ればある程度の獲物を突くことはできます。


釣具店で売ってる「竹ヤス」で魚は突けるのか? 【魚突き初心者装備】

 

 

Q.今までに突いた魚の中で、一番の獲物はなんですか?

一番大きい魚でいうと、70cmのカンパチです。


【軽装魚突き】カンパチ(70cm)記録大更新【モリ 手銛 素潜り 初心者装備 スピアフィッシング】 2017 06 25

 

一番高級な魚でいうと、沖縄三大高級魚のスジアラです。


【軽装魚突き】スジアラ(アカジン)を姿造りにする【モリ 手銛 素潜り 初心者装備 スピアフィッシング】 2017 07 23

 

 

 

 とりあえずはこんなもんでしょうか。

 

 質問が増えたら、また随時追加します!

ハタとの睨めっこ

8がつ3にち、てんき はれ。

 

 今日はダンス仲間の「やっちゃん」、「まっちょ」で海に。

 

 何気にこのメンツは「BboyKAZUHIRO」さんがワークショップで鹿児島に来た時、鹿児島観光案内をするメンツでもあります。いわば、鹿児島BBOY自然部です。

 

 

 BBOYでもアウトドアに興味もってくれる仲間がまわりにいてくれると、やっぱ嬉しい、楽しい、大好きですね。

 

 何気に前夜祭BBQもあったという贅沢さ。

 やっちゃんちにお泊りして「UNO」をしたりもしました。珍しく若者っぽいでしょ?←

 

 ちょっと夜更かししても、翌朝はちゃんと早起きしました。

 

 

 

――いよいよ海の中。

 

 台風直前でしたが、前回より透明度良好!

 

 二人は魚突き初心者なので、浅いけど、テーブルサンゴが多くて魚もいるポイントをチョイスしました。

 

 うん、オイラの大好きなアカハタもいました!

 

 着底し、他に大きいのがいないか確認後、銛を構えてジリジリ接近。アカハタはテーブルサンゴの下で、こちらを見据えてホバリングしてます。いわゆる「睨めっこ」です。

 

 もう充分寄れたと思う距離に入ったので、やや角度をつけて、ナナメの軌道で横顔を突くつもりで銛を放ちました。

 

――ところがどっこい!

 

 アカハタは寸前に身をよじって、銛がお腹のあたりに当たってしまいました。

 

 睨めっこ中のハタ系って瞬発力をため込んでいて、どんなに距離を詰めていても必ず咄嗟に反応しちゃうんですよね。

 

 今までに上手く突けた動画と見比べてみて何が違うか考察してみたら、「正面のまんま撃って顔に当たるパターン」は「穴に隠れて油断してくれているヤツの場合」くらい。

 

 他は、「睨めっこから魚の方が我慢しきれずに横を向いた瞬間」に撃って、それで横顔もしくは最悪でもカマより上に当たるパターンが多かったと思いました。

 

 方向転換直後だと、体が一瞬硬直しているのか、そこから咄嗟の動きってのは出てこないのかもしれません。また、横を向いたら、片目でしかコチラを見られないから、銛の動きなども見づらいのかもしれません。

 

 何にせよ、綺麗に突くためには横を向いた瞬間がベストだとは思います。

 

 

 その後は、チラチラ見かけるフエダイ系が気になりながら、何故かクロダイを突いてみたり、アカハタをもう一匹追加してみたり、小一時間で終了となりました。

 

 最後に、この日の動画です。

 

 

DAITUBEとは?

皆さんこんにちは!

 

 知ってる人も、知らない人も、とりあえずこんにちは!

 

 踊れる海の暴れん坊、DAITUBEです。

 

 今更ですが、僕に興味を持ってくださる方が最近増え始めましたので、今回の記事では僕の自己紹介ってやつをしようと思います。

 

 

 1990年(平成2年)に四国は愛媛にうまれ、今現在は鹿児島に住んでいます。

 

 鹿児島には就職で来ました。ちょっとブラックな「一般家庭への飛び込みの訪問販売」を1年9カ月ほど続けましたが、メンタルがやられて「もう好きなことしかやんねえ!」と思い、退職しました。そのタイミングで美人な彼女(鹿児島に来てからできた彼女)にもフラれました。そう、人生ボロクソじゃねえか!っていう窮地に一度は陥った僕です。

 

 しかし、それにもかかわらず、実家には帰らず、鹿児島に踏みとどまっています。

 

 

――何故?

 

 

 理由は一つ、「海」です。

 

 

DAITUBEとは?

 今、このブログに辿りついて、この記事を読んでくださっている皆様は「YOUTUBE」における「軽装魚突き」という動画で僕を知ってくれた方がほとんどだと思います。そう、一応、今は「DAITUBE」というチャンネル名で「魚突きユーチューバー」をやっています。

 

 しかしその「軽装魚突き」の「DAITUBE」ですが、もともとは「ダンス動画のチャンネル」でした。というのも、高校時代からブレイクダンスをしており、若き青春時代の全てはBBOYとして過ごしていました。

 

(※ブレイクダンス・・・岡村隆史さんのやっているようなアクロバティックなダンス)

(※BBOY・・・ブレイクダンスをする人)

 

 

 ダンスにおけるDAITUBEは、大技などよりも基本を大事にしたスタイルでした。シンプルな動きでも、キレとかスピード感のある流れってのをテーマに、「ハイチェア」という基礎中の基礎なキメ技を得意としたスタイルでした。

 

(↑ハイチェア)

 

 

(↑鹿児島に来てまもない、一番ダンスがのってた頃の動画)

 

 

 

魚突きのはじまり 

 そんなDAITUBEが「魚突き」に出会ったのは大学に入ってから。

 

 しかし、それは出会ったというにはあまりに「独学・我流」過ぎました。シュノーケリングを覚えたついでに、片手に「竹ヤス」を持ってみたというだけのはじまりです。

 

 それから試行錯誤しながら、自分で研究を重ねたり、ネットで調べたりっていうのを経て、ついには竹ヤスで40cmの「キジハタ」という、瀬戸内海では最高峰の高級魚を突くことができました。

 

 

 ダンスでもそうでしたが、スタジオに通うでもなく「自分で研究する」っていうのが好きな僕でした。なのでマイナーな世界ほど燃える傾向があるのでしょう。今やブレイクダンスはユースオリンピックにもなるほどの地位を確立し、逆に「踊れる特別感」ってのが薄れてきたためか、今の僕の情熱は「ダンス」よりも「魚突き」の方へと完全に傾いてきました。

 

 そう、今の日本では「魚突き」はあまりにマイナー過ぎるスポーツです。

 

 「魚突き=密漁」という世間からの偏見も未だに根強いです。確かに条例によっては密漁になる県もあります。でも、そうでない県でも「密漁」と思われることがままあります。

 

 僕が目指しているのは、それを払拭すること。また、魚突きを禁止している条例自体に対しても「同じ魚を同じだけ獲るのにも、釣りはいいけど突きではダメ」という、世界的に見ても日本だけにあるおかしな矛盾に問いを立てたいとも思っています。

 

 動画配信はその一歩であり、まずは「魚突きの楽しさを理解してもらうこと」ってのをテーマにYOUTUBEをやらさせてもらってます。

 

 

 

 さて、ここまでで、僕の「魚突き」に対する思いというのはだいたい分かっていただけたかと思います。次に皆さんが気になるのは「軽装」ってことかと思います。

 

 

 

軽装魚突きとは? 

 僕の言い始めた「軽装」というのはですね、鹿児島に引っ越してきた段階で僕は移動手段が自転車のみになったんですね。自転車だとウエットスーツやウエイトを運ぶのは厳しいということで、それらを使わず、ラッシュガードのみで潜るというスタイル、つまり「軽装」にならざるをえなくなったのがはじまりです。

 

 そういう装備でやってると「型破りなヤツ」と思われがちなのですが、むしろ逆です。ダンスと同様に、僕は魚突きにおいても誰よりも基本に忠実なスタイルでありたいと思い、取り組んでいるつもりです。

 

 

 山形大学に「アクアライフ」さんという、日本初の大学公認の魚突きサークルがあります。そのアクアライフさんの使用している銛で「アクアヤス」というものがあります。

 

 今や日本の魚突きでは「チョッキ銛」という優れた手銛が主流となっています。主にそういった銛は軽くて速いカーボン製であったり、長さも3~5mというような長銛で素晴らしい射程を誇っていたり、なにより銛先が獲物に刺さったあと糸でつながり、抜けにくい仕様になっています。

 

 ですが、「アクアヤス」というのは210cm以下という規定のある短い手銛(ヤス)で、銛先も三又ないし二又の抜けやすい構造になっています。大学在学中には、あえてそのヤスのみを使うのがアクアライフさんです。

 

 何故、あえてそんなヤスを使うのか。以下にアクアライフさんのHPから、その理由に関する引用文を貼り付けさせていただきたいと思います。

 

『AQUA-LIFEは大学公認という目標を達成するため、名目上の目的(各地魚類ファウナの調査)を定めているが、その本質は魚突きにある。しかしながらわれわれは数多く魚捕って売る漁師ではないし、できるならこの魚の豊富な海を後世にも残したいと考える。すなわち、"捕りすぎてはいけない"という観点から、まずは使用するヤスを規定したのであった。われわれがヤスを使う理由、それは水中を自由に泳ぎ回る魚に対して勝負しえる"最低限の武器"と捉え、魚に対してできるだけフェアに戦うという思考が出来上がった。すなわち、えら呼吸に対するハンディとしてのヤスである』

 

 以上の文章からも、めちゃくちゃストイックな集団であるというのが分かると思います。

 

 DAITUBEが影響を受けたのは、まずこのストイックで誇り高い精神に惹かれたことです。純粋にカッコイイと思いました。道具でなく、技術で魚を獲るのですから、競技としての面白さも大きくなります。

 

(ちなみにアクアライフさんのサークル内では、バケモノのような魚をその性能に劣る「アクアヤス」で獲ってきた歴代の記録が残されています)

 

 次に感銘を受けたのが「大学公認という目標を達成するため」という点です。DAITUBEも「世間から魚突きの市民権を得たい」と考えているため、その「乱獲」をしないという姿勢は必須条件であると気付かされました。

 

 

 そのため、竹ヤスの次に僕が手にしたのが「アクアヤス」だったわけです。

 

 ですが、魚突き仲間が非常に増えた(というか初めて突き仲間ができた)去年においては、周りは皆、チョッキ銛でした。僕の技術もまだまだなうえにお粗末な装備です。一人、取り残されたような突果ばかりで、悔しい思いをたくさんしてきました。

 

「チョッキ銛を使えばいいよ」

 

「チョッキ銛なら獲れてるよ」

 

 投げかけられる、そういった悔しい言葉に歯を食いしばり、それでもアクアヤスにこだわり続けました。するとどうしたことでしょうか、アクアヤスの利点に気付かされました。それは――。

 

 

――いやでも技術が身につく。むしろ、身につかざるを得ない。

 

 アクアヤスはまず、短いので銛を届かせるために魚に近づかなければなりません。初速もカーボン製の銛に比べて遅く、避けられないためにもさらに近づかなければなりません。そして貫通もしづらいために、やはりそういう意味でももっと近づかなければなりません。銛先も抜けやすいので、身切れしない良い箇所を狙わねばなりませんし、突いたあとは直接自分の手で魚を押さえなければなりません。

 

 つまり、アクアヤスで魚を獲るということは、そういう技術、基礎、基本を体得するということなのです。

 

 はじめは全然ダメでしたが、努力を続けることによってマシな獲物も獲れるようになり、ついには僕の知名度をアホみたいに上げることとなったあの獲物、カンパチを獲るに至りました。

 

 

 

 鹿児島でチョッキ銛を使用している仲間内でも、このサイズはまだ突いてない人がほとんど。(他のチームにはいるけど)また、「アクアヤスで」突いたのは鹿児島では僕だけのようです。たぶん。

 

 ただし、アクアライフさんの歴代記録ではもっとデカい「ブリ」「ヒラマサ」「ヒレナガカンパチ」を突いた記録が残っています。僕は単に「動画に残せた」ということで、ちょっと有名になれたに過ぎないのです。

 

 そしてダイツベの獲った大物というのはこのカンパチぐらいなものですが、これ以降から獲物のサイズはともかくヘッドショット率が格段に上がって来まして、「魚突き通」にはそこを評価していただけるようにもなりました。

 

 

 

 そして個人的にカンパチ以上に嬉しかった獲物「スジアラ」。

 

 

 「超」がつくほどの高級魚であり、近づくのが難しいとされるこの魚種。

 

 サイズはもちろんアクアライフさんの歴代記録の足元にも及びませんでしたが、動画に残せたという価値があり、魚突き通からの反響は大きかったです。特に、魚突き用品で有名なネイビーカンパニーさんから「次に20kgのクエを突いたら、スポンサーになってやる」というムチャな冗談を言ってもらえたりなんかもしました(笑)

 

 スポンサーとかはないとしても、魚突き業界の著名人に名前を知ってもらえるようになったのは大変光栄なことで、嬉しい限りです。本当に。

 

 

 

つまりそんな感じ

 という訳で、まあそんな感じで、今すっごい楽しくやってます。

 

 ブラック企業をやめて、自分の好きなことにだけ情熱を捧げるようになって、こういった人たちとの出会いにも恵まれたという訳です。人生って自由に生きれば、本当に自由に生きられますよ。

 

 

 先日はひょんないきさつから、変態ブロガーの「カルロスさん」とも縁が出来ました。

 

 

 僕の夢である「キャンピングカーで日本を魚突きしながら回る」という話をしましたところ、「チカラになれるよ」とのこと。キャンピングカーだと高いけど、軽トラに載せて運べる「モバイルハウス」ならつくってくださるということでした。

 

 どういう仕組みかというと、カルロスさんがワークショップという形で全国からそういうのを作りたい人を集め、人件費ゼロで材料費だけ、もしくは材料費すら必要とせずに「僕の夢の移動するおうち」を作られるといってくださるのです。

 

 この計画がもし本当に成功し、僕の旅がスタートすることとなったあかつきには、全国の突き師さんたちに会いたいですね。そして、いろんな話を聞いて、魚突きのこれからについて考えを深めていきたいところです。

 

 

 という訳で、DAITUBEについての「これまで」と「これから」についてお話させていただきました(''◇'')ゞ今後とも、等チャンネルをよろしくお願い致します。

夏キャンプ 高級ハタ三種突き!

7がつ27にち、てんき はれ。

 

 さて、今年も夏の恒例行事「パリピ大島キャンプ」に行ってまいりました。

 

 去年、僕が初めてテントキャンプデビューしたのが、この島のキャンプでした。もちろんそのときも移動は自転車で、食料はほぼほぼ現地調達。しかも期間は4泊5日という、気合の入りよう(笑) ちなみにその去年の映像はコチラに。

 

 

 思えば、まだこのときはスイメンさんたち、現海人団のメンバーにも出会ってなく、鹿児島のポイントもまったく知りませんでした。外海で潜ったこともほとんどなく、このキャンプ期間での魚突きは、当時の自分にとって本当に良い修行になりました。

 

 アカハタの突き方は、間違いなくこのときのキャンプで身についたと思ってます。

 

 

 

 さて、そんなこんなで、今年は昔より成長したところを島の魚たちに見せてやりたいところです。そこで、アカ、キジ、オオモンの三種類のハタを突いてやりたいと企んでます。

 

 

 島についてテントを張っていると、ビーチハウスのお姉さん、キャンプ管理棟のおじさんが僕のことを覚えててくれて声をかけてくださいました。ただ、去年一番仲良くなった海の家のスタッフさんだけ、今年から別会社の担当になってます。去年は一緒に宴をしてくれて楽しかったんですが、、、今年からはなんかそういうノリじゃないですね( ;∀;)まあ仕方ないですが。

 

 あと、氷を売らなくなってしまっていたのが一番厳しいですね。魚が冷やせなくなったので、連泊も事実上不可能に。今年は二泊するつもりでしたが、一泊で帰らないといけなくなりました。

 

 でも、それでも海は変わらずそこにあります。

 

 気を取り直して、キャンプ初ダイブといきました。

 

 

――ついに、海の中。

 

 めっちゃ濁ってました(笑)

 

 空潜りしたらオオモンハタが見つかったので、そのまままっすぐアプローチ。横に岩礁があったので、それにくっついて自分のシルエットを隠すようなイメージで近寄ります。するとオオモンが横を向いて顔が狙えたので早速突きました。これでターゲットは残り二種。幸先いいスタートです。

 

 次に、去年の自分にとってはめちゃくちゃ深かったけどアカハタの群れていた場所ってのがありまして、そこで突いてやりたいなーと狙っていきました。

 

 が、今年はそこのポイントにはアオブーしかいなかったです(笑)

 

 激濁りの中、空潜りを頑張りましたが、全然見つかりません。ついでに水深を測ってみましたところ、10mでした。今の自分では割と勝負できる深度。去年はこれがホント深く感じていたのですから、かなり成長できたといえるでしょう。

 

 

 ただ、相変わらず魚は見つからず、GOPROの電池が先に切れてしまいました。やむを得ず一端あがることになりました。ただ、その帰り道に、いいポイントを見つけることに――。

 

 

――二本目。

 

 さっき見つけたポイントにまっすぐ向かいました。

 

 そこはすごく浅いんですが、無数のテーブル珊瑚が一面に広がっており、アカハタもオオモンもかなり居ついていました。しかも良型です。

 

 アカハタを狙いました。

 

 静かに着底して動けば割と近付けますが、頭を狙える角度になる前にサンゴの下に潜られます。別に潜られてもテーブル珊瑚下は全然狙える角度なのですが、そこを突くと動画に映らないのでなるべく避けたいんですよね。まあ、一匹そこで突いてしまいましたが(笑)

 

 その後はキジハタを探します。これだけハタ系がいるなら、キジハタもいておかしくないと思ったのですが、全然見つかりません。キジハタは明日にするとして、とりあえず今晩のおかずとしてアカハタをもう一匹狙うことにしました。

 

 今度はサンゴに隠れる前を撃ちました。が、さすがアカハタです。反射神経素晴らしく、下顎を捕える軌道で撃った銛でしたが、カマに入りました。穴に入ってるときは油断してくれているために狙った通りに当たってくれますが、外でのホバリング時はアカハタの回避率高いですね。ヘッドショット難しいです。

 

 

アカハタ(37.5cm)で記録を(1.5cmUP)で地味に更新。オオモンは(43.5cm)。

 

 水中では「ついに40オーバー突けたかも!」って思ってたんですがね(笑) まだまだアカハタの40の壁は超えられそうにありません。

 

 海から上がった後は、簡単な姿造りにして食べました。

 

 

 竹串など使わず手抜きのつもりで盛りましたが、いつもよりキレイな気がします。シンプルな方がいいのかもしれませんね。

 

 あと、他のキャンパーにDAITUBEを見てくれている方がいらっしゃいました! そして差し入れまでくださいました!

 

 

 焼き鳥めっちゃ美味しかったです(^◇^)

 

 その方も魚突きしにきてたそうなので、明日は一緒にやることにしました(`・ω・´)

 

 

 

――二日目の海。

 

 初日とは反対側の海で潜りました。

 

 透明度は少しマシなように感じました。

 

 キジハタも小さいのは一匹見つかりました。でも、最後の一種を突くのにもうちょっと大きくないと、って思って一端はスルー。

 

 しかしその後もキジハタは一匹も見つからず、結局、最初のキジハタがいた根に戻って狙うことに。

 

 ところが、です。

 

 いざ狙うとなると簡単に避けられてしまいました( ;∀;)そして警戒心をもったキジハタは巣穴を移動(笑)

 

 僕的に、アカハタとオオモンハタ、行動パターンは全然違いますが難易度的には同格かと思ってます。でもキジハタはその二種より「警戒心の差で」若干頭一つ分だけ上のように感じます。(※あくまで僕の主観です)

 

 

 しかし、こうなると僕的には困りました。

 

 というのも、氷がもうほとんど溶けてしまっているので、早く島を出て買い足さないとマズイんですね。とはいえ、このまま帰ったんじゃあ、動画としてつまらないものになってしまう。すべての苦労を水の泡にする訳にはいきません。

 

 初日のポイントに、僕は移動しました。

 

 そして、その賭けが功を奏したのか、二匹目のキジハタをついに発見しました!

 

 サイズはまあ、最初のとそんなに変わらない30cmクラスでしたが、もう背に腹は変えられません。狙いました。

 

 しかし、キジハタは根に隠れては何度も身をくらまします。

 

 ただ一定のエリアにはとどまってくれているので、チャンスはありました。そうして根に潜る前を狙って何回かアプローチを繰り返し、睨めっこから左頬を狙っての一閃。

 

 しかし、咄嗟の反射でキジハタが体を大きくひるがえしました!

 

「マジか!?」

 

 と思いましたが、顔の向きが変わっただけのところで銛が直撃。右の頭部にキレイに入りました。

 

 

 サイズは32cmと少し残念ではありましたが、これでなんとか三種は揃えられ、任務達成ということになりました(^◇^)よかったー。

 

 めでたし、めでたしです。

 

 

 

 それでは最後にこの日の動画です。

 

 

 

魚突きはマイナーであるべきか

(※今から書く記事は、FC2ブログ時代に書いたものとほぼ内容は一緒です。ダイツベの進む方向性を再確認するため、改めてこちらにも書かせていただこうと思い、コピペと補足をします)

 

 

 

 ダイツベが「カンパチ」を突いた動画を上げてから一ヶ月が経ち、YOUTUBEのチャンネル登録者は400人増え、今では「1750人」とかなりの知名度にまで成長しました。ありがとうございます。

 

 欲を言えば、このブログの読者さまももうちょっと増えてくれれば、なお嬉しいです(笑)

 

 

 さてさて、しかしながら、です。

 

 このことを喜んで下さる突き仲間はもちろん多いですが、そうでない方もやはりいらっしゃることと思います。


「魚突きはひっそりとやるべき、と考える人たち」ですね。


 魚突きは今でもやっぱり、マイナーな世界。

 漁師さんとの間でトラブルが起きることも珍しくないことから、肩身の狭い趣味なのは周知の事実で。だから、にわかの突き人口が増えて、トラブルの率が上がることを懸念するのは当然のことではありますね。

 なのでネット上に発信することはせず、ほそぼそとやらなければ趣味としての魚突きは、その存在を脅かされる、という訳です。確かにそれは当たっているなあと思います。

 でも、自分は違った考えも持っています。

「趣味としての素晴らしさと正当性をもって発信し、世間一般からの理解を得るべきだ」と。

 そう、少なくとも、自分のやっているこの鹿児島の条例では「魚突き」はなんら違法ではない。堂々とやっていけないはずがないのです。

 

 ただし、近年、条例も厳しくなって、魚突きができなくなった県もままあります。不満を持った突き師さんは、全国に腐るほどいることでしょう。

 では、どんな不満があるでしょうか。よく耳にするものを以下に書きましょう。



〇突き師の本音

 日本のように、遊漁の釣りに関してはガッバガッバのゆるゆるで、銛突きだけ異常なほど規制している国は、他にない。

「魚突きはゴミも出さないし、自分の意志で魚を選ぶから外道も出なくて、むしろ海の資源に与えるダメージは少ない。なのに理解されない」というのはすべての突き師が抱いてる不満であります。

 

「魚を突いてバラしたら、あとでその逃がした魚が死んでいるのを見て悲しくなった。それ以来、釣りはするけど、魚突きはイヤだ」という言葉にも出会ったことがあります。小学生並みの感情論です。

 

 確かに、どんなに腕が上がっても、魚をバラして無駄に傷つけるだけに終わってしまう悲しいことは必ずあります。ただ、それは本当に「銛突き」だけの話でしょうか。

 

 釣りは釣りで、糸が切れてバラしてしまうことがありますでしょう。口に針が刺さったままの魚はどうなるのですか? 自分の目には映らないから心は痛まず、許せるのでしょうか。今年、僕が突いた魚の中に、釣り針の傷が口に残っているオオモンハタがいました。

 

 

 上顎が変形しているのがわかりますね。

 

 他にも、船釣りで深海から引っ張り上げて、浮袋の飛び出してしまった外道などは、可哀そうではないのでしょうか。

 

 海に潜ったらわかります。釣り人の出したゴミが、海中に散乱しているのが。

 

 もちろん全ての釣り人がゴミを出す訳じゃないのは百も承知です。根掛かりなど、仕方ないゴミだってありますよね。

 

 釣り師が悪いなんて言う気はありませんし、思ってもないです。ただ突き師だけを悪く言われたときは、こういうことを言いたくなります。それだけです。

 

 

 しかし、そういう理屈を言ってみても、現実問題「釣りは良いけど、突きはダメだ」という条例があります。同じ魚を同じだけ獲ろうと言っても、魚突きだけが冷遇されています。

 では、なぜ厳しいのかと言えば「イセエビ等の密漁」と見分けがつかないからでしょうね。まあ、漁師さんの目線で考えればそれは確かに紛らわしく、ストレスになるのも無理はないですね。

 でも、それでもやっぱり、獲っているのは魚です。

 

 一般の釣り客が遊漁船に乗って、船一面に魚を並べられるほど釣るのに対して、凄腕の突き師でも自分の肺活量で獲る魚の量はせいぜい腰にぶら下げられる程度なもんですよ。

 何度も言いますが、釣りが悪いのではないです。「釣りはいいのになんで銛だけダメか」と、突き師は皆思っていますが、それは釣りを憎んでいるわけでなく、自分たちも認めてくれ、と言いたいだけなのです。



『銛突きのルール』

 日本では県によって「銛突きが可能かどうか」が決められています。小型でも、手銛の使用が禁止されている県はあります。ちなみに水中銃の使用は、全国で禁止されています。

 確かに手銛と水中銃とでは、水中銃の方がたやすく魚を突けると言われています。

 

 ちなみに、水中銃を国内で販売すること、購入すること、所持すること、携帯すること、撃つことは許されています。なんら問題ないです。ただ、魚を獲ることだけが禁止されているんです。そのことから「威力の危険性でなく、漁獲力が禁止の理由」というのが分かりますね。

 

 でも、確かに突き易いとはいえ、それでも遊漁船などの遊びの船釣りの漁獲量には到底及ばない漁獲力だとは思いますが、、、それでも禁止されているものは禁止されています。

 ところが、ネット上では割と多く(それも堂々と)国内で水中銃を使って魚を獲っている内容がアップされています。自分は水中銃はもってないし、使おうとも思いませんが、使っている人などはネットを介して多く知っています。

 

(※ただし、漁業権をもっていれば水中銃の使用は国内でも可能です)



『魚突きはひっそりとやるべきか』

 この水中銃の件に関してはさすがにネット配信は恐いと思います。変な条例とはいえ、条例は条例。水中銃の使用は、せっかく手銛が認められている条例の価値さえ損なってしまいます。

 でも、条例にのっとった手銛の使用とその突果の内容等の配信も自粛すべきか、という考えには首を縦には振れません。確かにそういう動画等を配信することで「にわか素潜り」を生み出す影響力となり、トラブル発生の分母数を増やすデメリットは生じます。今の時代、ネットの力はあまりに強大過ぎますからね。

 しかし、ですね。強大過ぎるがゆえに、一個人の「こういう動画配信やめよー」で、時代の流れを止めることなども不可能ですよね。

 

 必ずどこかで知らない誰かの投稿はSNSの中に上がり続けます。つまりは、このSNS社会において「ひっそりと」はもはや不可能なのです。



『魚突きはどう進むべきか』

 こんな重苦しいこと、本当は自分も考えたくないです。

 

 ただ純粋に、海に入りたい。そして突いた魚をアテに、お酒飲んで気持ちよくなって、「おっぱーい」とかなんとか馬鹿なことを言っていたいだけです。藤岡探検隊ごっこしたり、人に迷惑かけない程度にいろんなしょうもないことをやって、バカして遊んで笑っていたいだけです。そもそも、ちょっとYOUTUBEで配信してるだけで、僕は魚突きのパイオニアのような偉い人物などではありません。

 したがって、最後に人の言葉を借りさせていただきます。

 尊敬する、アクアライフ栗岩さんのお言葉です。

「インターネット上で獲物写真を出したり遠征記を発表することは止め、ひっそりと静かに楽しむべきだという考えをもつ人も多い。だが私の考えは異なる。それは、魚突きの未来にとって、もはや静かに楽しむことなど何の解決策にもならないということだ。先述の通り、魚突きはすでに世間一般に広く浸透している。時代はもう先に進んでしまっているのである。私たち魚突き愛好家は、魚突きについての正しい知識や問題点、素晴らしさなどを提示し、発言していかなければならない」『モリでひと突き より』



 ダイツベが動画配信する一番の理由は、ぶっちゃけ「自己掲示欲」のためです。

 自分の活動を多くの人に自慢したいから、見て下さる方に気持ちよくその自慢を受け止めていただくために、できるだけ面白く丁寧に編集をしているだけに過ぎません。それだけです。

 だから栗岩さんのおっしゃられるような「魚突きについての正しい知識や問題点」を大々的に提示し、発信できるような者なのかといえば……その実力も知識も器量もまだないかもしれません。

 

 でも、知名度だけはこれからも上げ続けていくつもりです。だから、自分にも責任というものがついてくることは、これから無視できなくなるだろうな、と今から覚悟しつつあります。

 ネットを見れば、水中銃はもちろん、手銛も使ってはならない場所での手銛使用等、やっている人はいます。辞めた方がいいとは思います。が、自分はあえて何も言おうとは思いません。それを注意してそれを問題にするよりも、僭越ながらも正当な動画を配信し続け、少しでも栗岩さんのおっしゃられるような「提示・発言」から外れないようなチャンネルをつくっていきたいなあと考えています。

 

 マイナスをなくす戦いでなく、プラスをつくるための戦いに挑みます。

 

 別に、突き人口を増やしたい訳ではありません。本当は増えてくれなくていいです。世間に理解されたいだけです。でも、どうしても考えの違う人は多いので、理解を得るのも無理かなーとも思っています。でも、絶対に確かなものがあるとすれば、それは一つ。

 

――「魚突き」は何ら間違っていない。

 

 そう、僕らの趣味を、文化を、生活を、どうしても理解できないというなら理解してくれなくていい。ただ、否定はしてくれるな。僕らの楽しんでやっていることは、何も間違ったことではないんです。これが自然に最も近い、生きる姿なのですから。

 

 だから、絶対に否定だけはさせません。

 

 それだけです。

南の最高級魚スジアラを突く

7がつ23にち、てんき はれ。

 

 今日は待ちに待った、豪華メンツでの合同魚突き。

 

 「海人団のリーダー」にしてYOUTUBEの「GoPRO3魚突き」でお馴染みの「水面爺さん」、そして我がチャンネルのデビルスナイパーといえばお馴染みの「ダイスケさん」、そして「くまモンさん」とワタクシ「ダイツベ」の海人団4人。

 

 そして遠路はるばる宮崎からのゲスト「モーリィさん」をお迎えして、総勢5人による「巨大合同魚突き」の開催と相成りました。

 

 

 とある物産館で合流し、みんなで「どこにいきますか」とポイント相談。

 

 当日になってから、その日の風向きなどから場所を判断するのが「スイメン流」。スイメンさんは南薩エリアの開拓者にして、魚突きのできるポイントを一冊にまとめた「水面ファイル」なるものも所持しておられます。その情報量こそが、海人団のリーダーたるチカラなのであります。

 

 

 さて、そうして最終的に選ばれたポイントはややシナ海側で、前回モーリィさんが遠征に来られたときに突き損なわれた「アカハタ」が多い海域ということになります。

 

(※近頃の鹿児島薩摩半島では錦江湾寄りにオオモンハタが多く、東シナ海寄りにアカハタが多いというふうに、この二種のハタで海域が分かれている印象がある)

 

 

 ダイツベも初めて潜るポイントでした。

 

 でもずっと潜ってみたいと思っていたので、結構ダイツベがアピールしてそこになったようなカンジもします(笑)

 

 ただ、この海域は今年になって「サメの目撃」がそこそこあるらしく、気をつけようねということでした。

 

 

 ちなみにダイツベ、昨夜は「モリでひと突き」をまた読み返しておりました。

 

 

 そういえばこの本の中で栗岩さんが、サメに対し「突いた魚は体から離してはいけない」とおっしゃられていましたね。

 

 何故かというと「サメも人間が怖いので」腰につけている限り、滅多なことでは食らいついてこないのだという。逆にフロートで魚を通している仲間は、せっかく突いた魚をサメに食われ、栗岩さんだけは一度も被害を受けなかったとのこと。

 

 信じるか信じないかは、僕たちしだいですが、僕はやっぱり腰から下げる派です。

 

 

 また、僕がこの本の中で一番好きな章は「九州遠征」の章です。というか、ここ鹿児島にある離島「甑島」での遠征記ですね。

 

 好きな理由は、今、自分の住んでいる土地に近いからというのもあるかもしれませんが、一番の理由は「ある難易度の高い魚種」に対し、栗岩さんが「アクアヤスで挑む」そのエピソードとテクニックや駆け引きの数々、一流のアクアヤス使いが「何を考えてあの超難度の魚に臨んでいるのか」、そこがめちゃくちゃに面白いのであります。

 

 そして、その難度の高い魚というのが「スジアラ」になります。

 

 

 僕が初めてスジアラと対峙できたのは、去年でした。

 

 高級魚「ハタ系」の中でも大型魚種にして上位レベルの魚であることは知っていましたが、その行動パターンまでは、実際に海の中で会うまで分からないものです。

 

 ハタ系の行動パターンには「こちらを見つめながらホバリング」というのがあり、そこが狙いどころだったりします。しかし、スジアラのそれはあまりに「短い」のです。

 

 本来ならそのホバリング時に「睨めっこでゆっくり近付く」というのがハタ系の基本だとは思うのですが、スジアラは警戒心強くて頭もいいようで、間合いの取り方が上手いんですよね。ちょっとこっちを向いたと思ってもすぐに方向転換。ハタにしては回遊性が強く、移動も多い。近づくことを許してくれないんです。

 

 だったら、「穴撃ち」ならばどうか、と考えてもみました。

 

 確かに、ハタ系のもう一つの狙い目に「巣穴に籠って安心しているところ」というのは間違いではありません。ただ、このスジアラは全く穴に籠らないんですね(夜でもない限りは)。なのでストーキングして穴に追い込んだと思っても、いざ覗いてみたら違う穴から抜け出ていることが非常に多いのです。

 

 ゆえに仲間内でも(ていうか全国的にも)この魚を突くということへの評価は非常に高いのです。ましてやアクアヤスなど無謀だろうと、仲間からは「チョッキ銛」に変えることをいつも勧められてきました。特に僕が去年スジアラにある程度近付いていた動画を撮った際は「チョッキなら突けてるよー、もったいない」と言われたこともあります(笑)

 

 それでも、アクアヤスで突くことにこだわり続け、今年の自分があります。

 

 

――そんなこんなで、海の中。

 

 ダイツベ、ちょっと夏風邪が長引いており、鼻ズルズルな状態で深場に行くのは「耳抜き」的な要素で難しく、今日は浅場に絞ることにしておりました。

 

 浅い場所でも、良い地形に張っていれば、意外と良い獲物にも出会えます。ていうか、だいたいいつもそうですね、ダイツベの潜り方は。

 

 この日の浅場ホットスポットは沈みテトラだったり、大きな自然の根もゴロゴロしてたり。いいカンジです。40くらいのイシダイも割と単体で何度か出現してくれました。ただ、寄せには反応を見せますが、射程内には収まりません。まだ難しい。

 

 

 そんなカンジのことを呑気に繰り返しながら、水深6m前後のところをうろうろしていたんですね。

 

 そしたらですね、ある時、ふと、メジナの群れが足元を通過していったんですね。そしたらその中に、ちょっとメジナとは違うシルエットを見たんですね。なんか長細いかんじです。

 

 

――まさか。

 

 

 そう思い、すぐにその場でジャックナイフしました。

 

 もちろん音を立てないよう、潜りながらスノーケル内の空気も全部吸います。

 

 ジャックナイフ前に見た「群れの最終的な位置」はちょっと離れた根回りです。その地形だけを頭に思い描きながら、顎を引いて、魚の方を直接見ないよう、興味のないふりをしながら数m潜水。浮力より自重が効いて、自然と沈み始める水深になったところで顔を上げます。

 

――いました、スジアラです。

 

 やや小ぶりですが、少しこちらに寄って、ホバリングをはじめました。

 

 フィンキックはしないように、ジャックナイフの余力と自然落下のチカラにだけ身を任せ、ノーウエイトのゆっくりとした速度で魚に詰め寄ります。

 

 しかし、そこはやはりスジアラ。

 

 ちょっと近付いたあたりですぐに身をひるがえし、こちらと距離を取ります。スジアラは岩と岩の間を抜け、さらにその奥にある岩の前へと、かなり移動しました。

 

(さすがにムリか……)

 

 そう思いながらも平常心を保ち、ゆっくりと後を追います。そしてダイツベが「岩と岩の間」に差し掛かったときです。スジアラが、ゆっくりと、コチラを振り返りました――。

 

 

――ドクン。

 

 イケる、そう思った途端、緊張が全身に走りました。でも、それは良い緊張感のようにも思えました。

 

 なんとなく、直感的に、次に方向転換されたら、もう二度とこちらを振り返ることはないだろうと思いました。最後のチャンス、この睨めっこで決められなければ、もうスジアラは突けないと、そう思いました。

 

 同時に、スジアラがこれ以上近づかせてくれるだろうか、とも思いました。スジアラが振り返ったタイミングでは、ヤス先から2m以上離れています。しかし、僕のヤスの飛距離は精々1m。さらにハタ系の反射神経を考えると、飛距離ギリギリで撃つのは恐い。

 

――もっと近づかなければ。

 

 そう思ったところまでは覚えています。

 

 ここからあとは何かあまり覚えていません。どこのどのタイミングで銛を放ったのか、動画を見返してこんなだっけ? というカンジがしました。

 

 動画を見返したところ、「睨めっこで限界まで寄り、最後の最後に我慢できなくなったスジアラが方向転換で身をひるがえした直後、僕の手から銛が飛んでいき、鋼の三又がスジアラの左カマから入って、右の頭の方から抜けています」。

 

 その瞬間に「おさえなきゃ!」と思ったこと、そのときに初めて意識が戻ったことだけ覚えています(笑)

 

 でも実際、押さえる必要もないほどにガッツリと貫通し、カエシも効いており、むしろ銛先を抜くのが一苦労でした(笑)

 

 

 突いたサイズは「39.5cm」と、正直スジアラにしては小さいです。(一応、50オーバーをアクアヤスで仕留めるのが、僕の突き師としての目標)

 

 でもあの駆け引きを制した、この興奮が僕にとって何よりも大きな獲物です。

 

 

 

 スジアラがカッコよすぎて、いつにないほどの写真集になってしまいました(笑)

 

 

 

 

 

 捌いてると、皮下の脂の強さに気付きました。

 

 食べてみても、ハタ系らしい歯応えの良さと、ゼラチン質なのかトロっとした甘みを感じました。確かに、他のハタとは違うようなそんな気がします。

 

 ただ、それはすっごい意識して食べてみての感想です。先入観はあると思います(笑)

 

 でも、これだけの量を僕一人で食べたのですが、最後の一切れくらいになって、初めて気付くこともありました。それは、僕がこの量の刺身を「最後まで食べ飽きてなかったこと」です。

 

 スジアラには、やはり、何かあるのでしょうか。

 

 でも一番旨かったのは、翌日に作ったマース煮です。旨味がまじでつええ!!

 

 最後にこの日の動画です。

 

 

 

 ちなみにモーリィさんサイド。

 

 

 これでモーリィさんは「アカ、キジ、オオモン、そしてクエ」を突いたことになりました。

 

 ダイツベは「アカ、キジ、オオモン、スジアラ」なので、どちらが先にあと一種のハタを突くかも、今後の見どころとでも言いましょうか(笑) モーリィさんのおかげで、南九州盛り上がってきました!

 

 切磋琢磨していきたいところです!